生物研究の用語1in vivo とin vitoro
生物実験の論文にほとんど出てくる[in vivo ]と[in vitro]
in vivo とin vitro という単語は生物学の論文を読んでいると必ずと言ってよいほど
登場する用語でございます。
ただ専門用語のため一般の辞書には載っていないことが多いんですよね。
自分も大学時代に初めてこの言葉に触れた時、辞書で調べても出てきませんでした。
大雑把な意味
・in vivo - 生体内の
・in vitoro - 生体外の
というのが大雑把な意味であります。
in vivoの意味
生体内ということで、対象はラットやマウスといった動物君たちですね。
薬学や栄養学などではこの動物たちに薬品や化学物質などを投与して
体調や行動の変化を見ていきます。
in vitroの意味
こちらは細胞培養液など、生物の体から切り離された状態のものが
実験の対象となっています。
培養液のほかにも爪や毛髪といった体の一部分を切り取って観察する実験も
in vitoro といわれることが多いようです。
両者のメリットやデメリット
メリット
in vivo -実験結果がそのまま人間に当てはまる可能性が比較的高い
ivn vitro- 実験結果の解析やメカニズムの解明が比較的やりやすい
デメリット
in vivo - 実験結果は生体内の複雑な相互作用によって起こっているので
メカニズムの解明は難しい
invitro - 実験結果が人間にそのまま当てはめられる可能性が低い
といった感じになります。