急な不安や恐怖に対処する‘脱フュージョン‘とは?
その名も脱フュージョン
機能のバイトで先輩に仕事でミスをしたことについてついて怒られました。
しょんぼりとして、同じミスはしないような工夫を考えないとなぁと思いながらも、
この時何とも言えない胸を刺されたような不快感を催しました。
そうはいっても、ミスしてしまうんだからしょうがないじゃないですか!
というような感覚ですね。
でもこの感情を相手にそのままぶつけてしまうとまずいことになるので何とかこらえたわけです。
でも人間関係としては正解だったとはいえ自分の中で怒りの感情を押さえつけておくというのはなかなか億劫なものです。
そこで脱フュージョンというテクニックとちゃんと使えるようになりたいなと思った次第であります。
脱フュージョンとは?
を連想したものですがこれはれっきとした精神医学用語です。
その意味は
感情と志向を自分から切り離して考えてみること
やりかた
1「…だと思った」と感情の最後に付け加えてみる
例:「自分はなんて情けないんだろう」
↓
「自分はなんて情けないんだろう、と思った」
↓
「自分はなんて情けないんだろう、と思ったことに気づいた」
というステップで思考を回していきます。
このやり方を踏んでいくことで自己嫌悪などの感情はあくまで施行でしかない、
という感覚を芽生えさせるようにして聞くのがポイント、
2 なんでなのか考えてみる
「自分はなんて情けないんだ」
という感情に対して
「なんでそうに思ったの?」「根拠は何?」
「仮に思い違いだとしたらどんなことがありうると思う?」
というようにクリティカルシンキングによって自分の感情と向き合ってみるというもの。
この思考をすると反芻し子から抜け出すこともできます。
脳科学では、「論理的な思考をすると恐怖や不安を感じる‘偏桃体‘という部位の活動が鈍ることがわかっているようです。
この知識を応用したテクニックといえるのかもしれません。
物事を理論で詰めて考えるのが好きな方に向いている方法だといえます。おそらく本を読むのが好きな方や、哲学や数学の論証展開が好きな人もこの中に入っているのではないでしょうか?
この思考法をするときはメモ帳やパソコンの文章ソフト等を使って分析したほうがいいといえます。頭の中だけでこういった理論を回そうとすると思考の容量(ワーキングメモリ)をオーバーしてしまう恐れがあります。それを防ぐためにも自分の思考を記録に残すようにしていきましょう。
この考え方は脱フュージョンよりも認知行動療法に近いものです。
どんな役に立つ?
単純に`if then プランニング`の容量で強いネガティヴな
感情にのまれそうになったら上記の「…と思った」
や「なぜ?」といった思考をぶつけてみる習慣をつけるのが手っ取り早い方法ではありと面ます。
If then プランニングは「もし…な状況になったら…する」
というルールを決めておく
というだけの単純なものです。
でもこの方法はシンプルだからこそ効果を発揮します。
おそらく人間の頭で処理する分にはこれくらい単純な方法があっているのでしょう。
この手法を使って脱フュージョンのテクニックを身に着けてみてください。